実録!自己破産するとこうなる

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自己破産経験者と結婚するということ

time 2016/09/06

自己破産経験者と結婚するということ

自己破産経験者と結婚しても、即不利益を被ることはないが・・・

これから結婚しようとする相手が自己破産経験者だということで、

悩む方が少なくないように思えます。

すでに免責になっているということであれば、

すばらくは借金ができなくなっているわけですから、

そういう意味で、再び借金に追われるような生活には

ならないので安心は安心です。

しかし「結婚したらぜひ家を買いたい」

と住宅ローンを組みたくても、

免責後7年~10年はローンが組めません。

賃貸住宅に入居する場合、家賃保証会社を利用

しようとすると、審査に通らない可能性があります。

いくつかの制限はありそうです。

しかし、自己破産者と結婚したからといっても、

一緒になって制限を受けることはありませんから、

住宅ローンも家賃保証会社の利用も、

相手方に制限があればご本人がすれば事足りるともいえます。

要は工夫次第なのです。

一方、夫や妻が自己破産した場合、どう考えるのでしょうか。

私の場合、自己破産するより先に離婚しちゃいましたから、

参考にならないかもしれませんが、借金が知れた後は、

それはそれは大変でした。

一般的に、離婚の理由はいくつかありますが、

代表的なものは多額の借金ですから、

離婚されても仕方ないようにも思います。

しかし知人に、離婚前にこのことを相談したところ

「旦那の借金くらいで離婚だ、なんだと言いだす女房のほうがおかしい」と言われました。

彼も自己破産経験者なのですが、

事業で失敗し数億円の借金を背負い、

その後自己破産したのですが、

その日の食事にもこと欠くほど困窮したそうです。

それでも再度起業し、再起に成功。

いまは奥さんとともに静かに暮らしています。

借金に関する考え方もひとそれぞれです。

自己破産への経緯や原因、その後の状況を見ることが大事

要は自己破産したことそのものが問題視するより、

自己破産に至った経緯や原因、

その後の状況などをつぶさに見て、

結婚するにふさわしい人かどうかを

判断することが大事だと思います。

毎月の生活費をギャンブルにつぎ込んで破産するのと、

事業で失敗し、その煽りで破産してしまったひととはおのずと状況は違うし、

本人の考えも違います。

破産後、そのことに向き合って深く反省し、

家計管理をきちんとしている人と、そうでない人もいます。

ふたたび再起を期し、成功する人もいますし、

浪費を繰り返し破滅へと向かっていく人もいます。

私は、結婚は共同して何かをなすことだと思っています。

自己破産した相手を自己破産したということだけで判断せず、

はたしてその共同してやっていける、

信頼おける相手なのかどうかを、よくよく見ることが大事だと思います。

弁護士法人RESTA法律事務所

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