実録!自己破産するとこうなる

債務整理で生活はこうなる。人生はこう変わる。

ギャンブルが原因でも自己破産できるのか?

time 2019/03/22

ギャンブルで作った借金でも免責される?

ギャンブルなどで作った借金で、自己破産はできないと

一般には考えられています。

しかし私の知り合いに、

ギャンブルで作った借金にも関わらず、

ちゃっと自己破産できた人がいます。

 

もちろん同時廃止手続きをとって、

全額免責です。

たまたまその人と話をして、

裁判所に提出した書類まで見せてもらう

機会がありました。

彼の借金の原因は、パチンコと飲食費が主なものでした。

パチンコに行っては少し儲かると、

気が大きくなって、たびたびご馳走していたらしいのです。

 

自己破産手続き直前の借金の総額は、年収の2倍ほどにもなっていました。

彼によると、弁護士が一度受任して、詳細に債権者からの借入額とその時期、

それからその使途を2年余りに渡って、詳しく本人から聞いたそうなんです。

借入の状況は、債権者たる金融機関から明細を取得できれば、

把握は可能ですが、問題は使途です。

 

こんな彼のことでから、日記をつけているわけでもなく、

ましてや家計簿なんかつけているわけありませんから、

使途の詳細は、なかなかわかりません。

ただ残っているだけの領収書やらレシートやら、

提出させられた挙句、生活の行動パターンを徹底的

にヒヤリングされて

「この日は、そのらくパチンコ行ったんだろう、

この日ATMでカネを引き出しているから、

いくら負けたに違いない」などと地道に調べ、

裁判所に提出する書類30ページほどを作成したのだそうです。

そして今後は、支出を抑えるために、

どのような生活を送るか、つまり、仕事での収入だけでちゃっと

生活できるように生活設計をして、それを裁判所に提出したのです。

それはいままで、近所にアパートを借りて住んでいたのですが、

そのアパートを引き払い、親と一緒に住むことにし、

家賃等の支出を抑制しようとするものでした。

 

すべてのギャンブルがこうもうまく免責になるかはわかりませんが、

どうせ免責にならないにきまっている、と思い込んで弁護士などに

相談せずにいつひとも多いかもしれません。

弁護士にかけこめば、すべて解決とはいかないでしょうが、

なにかしら解決の糸口が見つかるかもしれません。

弁護士会の無料相談などを利用しながら、

何か方法はないかを探ってみるのもひとつの手段でしょう。

弁護士法人RESTA法律事務所

down

コメントする




自己破産後の生活


弁護士法人RESTA法律事務所